Sheffield Antiques

sheffield's blog
2017/09/25
我が愛車「ランカスター」

私は今、製造から20年になろうとするボロ車に乗っています。スバル車「ランカスター」の走行距離は、あと少しで15万Kmにもなります。4年前、10万Kmを超えたあたりで、エンジンオイルの大量漏れが発生し高速走行ができなくなりました。そこで、タイミングベルトの交換と同時にエンジンブロックシールの全面更新を行いました。多額の出費をみましたが、経年劣化する部分であるため仕方ありません。

今走っている車のほとんどがオートマチック車ですが、私の「ランカスター」はマニュアルトランスミッションです。マニュアル車にもいい点があります。燃費性能です。今までの記憶に残る最高実積は、ガソリン満タン60Lを給油し、高速道路を時速80Km前後の定速走行を続けて750Kmの距離を走った事でしょうか。2500ccの車としてはまあまあかと思いませんか。

自動車は常に主要部品の点検、更新が大切との認識のもと、油脂類、交換部品を含む17項目を一覧表にして管理するのが私のやりかたです。日頃からのチェックにより、車検の時には法定費用と基本料金のみとなるよう努力しています。今年の8月下旬に終了した最新の車検も、問題なく無事通過できました。

ところで、この車の名前は、イギリス、イングランド北西部ランカシャー地方の中心都市「ランカスター」といっしょなんです。中世イングランドのバラ戦争で有名なヨーク家の白バラに、ランカスター家の赤いバラ。その赤い方です。イギリスを訪れた仕事合間の一日に、ロンドンから3時間電車にゆられてこの町を訪れました。

18世紀から19世紀にかけて建てられた灰色の石造りの家々が、小高い丘に向かって整然と続く街並み。大西洋へと流れ込むルーン川の大きな河口に面した落ち着いた佇まいの町でした。北国の3月の寒気の中、夕暮れに染まる町を見下ろせる高台から、静かに横たわる薄墨色の海を見ることができます。

イギリスの北の町の、美しい光景の中を走る「ランカスター」の雄姿を想像してみます。そうしているうちに、文句も言わず、長年にわたって連れ添ってくれる伴侶への気持にも似た感情が、この車に対しても芽ばえてきたのかもしれません。いずれにしても、これから20万Kmを目標に、愛車「ランカスター」と、あゆみを共にしたいという思いを強くする今日この頃です。

時間をともに歩んできた、人間と愛された品物たち。少しの間、アンティークの世界に立ち寄ってみませんか。
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下写真はランカスター城

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