Sheffield Antiques

sheffield's blog
2017/06/19
カントリーハウス訪問記

5月下旬の一日、仕入れの合間を利用して、イギリスの代表的な貴族の館の1つである「ハットフィールド・ハウス」(HATFIELD HOUSE)を訪れました。

ロンドン中心部から北東に約30㎞の場所にある、この広大な屋敷は、かつてエリザベス女王(1世)、そしてその後を引き継いだジェームス王(1世)にも仕えた、大政治家ロバート・セシルのカントリーハウスとして建てられたものです。エリザベス女王の死後、4年たった1607年に始まり、410年の歴史を今に伝える、ジャコバン様式の貴重な「One of The Treasure Houses of England 」です。父、ウイリアム・セシルと共に、宗教改革の激動の時代を乗り切り、英国を強大な国家へと躍進させたロバートは、初代ソールズベリー伯爵となりました。その子孫であるソールズベリー侯爵は、今もこの館に住んでいるそうです。

館内は、木材を多用した内装になっていて、素晴らしい木彫が施され、威厳のある空間を創り出しています。絵画や彫刻をはじめ、素晴らしいアンティークの調度品が部屋を飾っていました。エリザベス女王(1世)の有名な2枚の肖像画も見ることが出来ました。

外に出ると、建物の周囲には多様な庭園が展開し、たくさんの花が咲き誇っています。庭全体の調和を大切にするイングリッシュ・ガーデンの神髄が、とても良く示されていると感じました。

今後、新入荷の商品を順次ご紹介いたします。ご高覧の程、よろしくお願いいたします。

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