2017/08/10
灯りの改良と文明発展について その1

灯りの改良と人間の文明発展とは、限りなく大きな関わりを持つものではないでしょうか。現代を生きる私たちでも、照明器具なしには、夜間の活動をすることは不可能です。24時間営業のコンビニエンスストアも存在できません。

人はその昔、日の出とともに起き、日没にはその働きを止めました。火の発見からその後の長い時間をへて「ローソク」が発明されました。人は安定した夜の時間を、やっと手に入れることになります。しかしローソクの灯は短い時間しか使えません。その為、もっと長い使用に耐え、少しの風が吹いても大丈夫な「オイルランプ」を考え出します。多種多様な油(動物、植物、鉱物に由来する)を使って、便利で文化的な夜の生活をするようになっていきます。オイルランプの時代は、紀元前の原始的な器具の使用から、20世紀に入って完全に電気照明にとって代わられるまで、とても長い期間にわたりました。もちろんローソクの灯りも、オイルランプ同様長きにわたり使用されました。

19世紀初頭には、いよいよ「ガス照明」の時代が幕を開けます。石炭からのガス抽出と、バーナー(燃焼)部分の飛躍的な技術発展により、都市部の公共設備を手始めに、広く配置されてゆきました。日本でも、銀座や横浜で、いち早く街灯としてガス燈が設置されたことは良く知られています。イギリス、フランスなどヨーロッパの先進国では、都会の裕福な家庭でガス照明がもてはやされました。今、私たちの使用する灯りにつながるシャンデリア、フロアースタンド、テーブルランプ、ウオールブラケットなどの灯りが、ガス仕様で次々と製作されました。19世紀は、まさにガス照明の時代といえるかもしれません。

イギリスで仕入れたオイルランプです。

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